|| ロタウイルス予防接種　定期接種化について

令和2年 9月 3日

ロタウイルスの予防接種が2020年10月1日より定期接種となります。
2020年8月以降に出生した赤ちゃんが定期接種（公費、無料）の対象となります。
2020年7月31日までに出生された方はすべての回数が任意接種（実費）となります。
ロタウイルスは、乳幼児冬季下痢症のウイルスです。主な症状は、発熱、嘔吐、下痢などで、脱水症状やけいれんを起こし重症化することもあります。特効薬はありません。
ロタウイルスワクチンは飲むワクチンです。現在、2種類のロタウイルスワクチンがあります。
�@「ロタテック」
5種類の牛由来ロタウイルスを弱毒化したワクチン（5価ワクチン）で、4週間隔で3回接種するワクチン（経口生ワクチン）です。生後6週から生後32週までに3回接種します。生後32週を過ぎると接種できません。　
�A「ロタリックス」
1種類のヒト由来ロタウイルスを弱毒化したワクチン（1価ワクチン）で、1種類のロタウイルスを含みますが、他のロタウイルスにも有効といわれています。4週間隔で2回接種するワクチン（経口生ワクチン）です。生後6週から生後24週までに2回接種します。生後24週を過ぎると接種できません
どちらのワクチンも高い有効性が報告されています。受診された際にどちらかご希望のワクチンをお話しください。特に希望がない場合は来院時にご相談の上、決めさせていただきます。
ワクチン接種後もロタウイルスには感染することはありますが軽症になると言われています。
どちらも1回目は生後14週6日までに行うことが推奨されています。