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|| 子宮頸がんワクチンについて
令和2年 9月 1日
子宮けいがんワクチン(HPVワクチン)には、 2009年にGSK社から発売された「サーバリックス」と、2011年にMSD社から発売された「ガーダシル」という製品があります。姫路市では、現在中学2年生〜16歳の方で有効期限内の接種券があればどちらのワクチンも無料で接種が受けられます。
 「サーバリックス」は、子宮けいがんの原因となるリスクの高いHPV16型および18型といった2種類のウイルスへの感染を予防するワクチンです。「ガーダシル」は子宮けいがんの原因となるリスクの高いHPV16型、18型に加え、尖圭コンジローマなど他の性感染症の原因となるHPV6型、11型に対しても予防効果があると言われています。
 「サーバリックス」と「ガーダシル」のどちらが接種効果が高いかは分かっていません。ワクチンを接種した場合でも、20歳になったら定期的に行われる「子宮がん検診」を必ず受診して下さい。
 どちらのワクチンも接種回数は3回です。3回とも同じ製品を接種する必要があります。「サーバリックス」を1回でも接種された方は途中で「ガーダシル」を接種することはできません。
「サーバリックス」・・・初回、1カ月後、初回から6カ月後の3回接種
「ガーダシル」・・・・・初回、2カ月後、初回から6カ月後の3回接種
また、「シルガード9」という新しい子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)が開発され、近く日本国内でも発売されることになりました。
9種類のウイルス株に対して効果がある全く新しいワクチンです。
現在のところ、「シルガード9」は発売時期未定で定期接種にも使用できません。定期接種をご希望の方はガーダシル、サーバリックスのいずれかを選択していただき接種することになります。